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    【思考の座標軸】「批判的思考」「水平思考」「垂直思考」の訓練方法

    2021/02/28
    【思考の座標軸】「批判的思考」「水平思考」「垂直思考」の訓練方法

    こんにちは、シンヤです!
    今回は【思考の座標軸】「批判的思考」「水平思考」「垂直思考」の訓練方法を解説いたします。


    思考法について解説

    世の中には様々な思考法があります。
    そのうち私は、仕事をする上で以下の3つの思考法を大切にしています。

    • 批判的思考(クリティカルシンキング)
    • 水平思考(ラテラルシンキング)
    • 垂直思考(ロジカルシンキング)

    になります。
    それぞれ詳しく解説いたします。

    批判的思考(クリティカルシンキング)

    「批判的思考」とは、前提の課題を疑い、常に「これは本当に正しいのか?」と疑問を持ち続ける思考法です。
    別名「クリティカルシンキング」といいます。

    定義された前提条件の是々非々を判断する力。
    とも言い換えれると思います。

    あらゆる物事や状況は、常に流転し続けています。
    人から提示されたり、古い価値基準に従って行動することが、常に正しいとは限りません。

    昔成功したやり方が今も成功するとは限らないし、上司の指示が間違っているかもしれません。
    思考停止で言われたことだけこなすのは、本当に危険です。

    私はこの「批判的思考」を常に持っていると感じています。
    そのおかげで、常に「冷静」「物事の本質を見極める能力に長けている」と評価を頂くことが多いです。

    しかしそれは、行きすぎると「ひねくれ者」とも捉えることができます。
    批判的思考は物事の是々非々を判断し、正しく人に伝えることができて初めて、価値を生む能力だと思います。

    水平思考(ラテラルシンキング)

    「水平思考」とは、常識に囚われずあらゆる角度から、課題の解決案を模索する思考法です。
    別名「ラテラルシンキング」といいます。

    「批判的思考」との違いは、私は「問題の前提から是々非々を問うか否か」だと思います。
    つまり以下のような感じですね。

    • 批判的思考
      • 前提の条件を疑い「本当に正しい問いなのか?」を模索し考え続ける思考法
    • 水平思考
      • 常識に囚われず「問いの解決案」を模索し考え続ける思考法

    例えば「井戸水が枯れて水が枯渇している」という課題があった場合・・・

    • 批判的思考
      • まず「本当に水が枯渇しているのが問題なのか?」「井戸水が枯れたことが水が枯渇している本当の原因なのか」などから考える
    • 水平思考
      • 「利用料を支払う代わりに、隣の村の水源の一部を引いてくる」など、少々突拍子もないような思考から解決案を考える

    などです。
    常識的に考えたら、水が枯れてしまったら・・・

    • 川から水を汲み取ってくる
    • 雨水を貯めよう
    • 雨乞いをしよう

    などを考えると思います。
    常識の枠を取り払い、人が思いつかない解決案を考えるのが「水平思考」の入り口だと、私は考えております。

    ちなみに私自身は、この「水平思考」が少々苦手だと感じています。
    今まで生きてきた中で蓄積された「常識の壁」を打ち破るのに、まだ四苦八苦しております💦

    垂直思考(ロジカルシンキング)

    「垂直思考」とは、一つの問いを深掘りし、解決案をより具体的に落とし込んでいく思考法です。
    別名「ロジカルシンキング」といいます。

    ロジカルシンキングは、ほとんどの人は聞いたことがあると思います。

    例えば、前述の「井戸水が枯れて水が枯渇している」という課題の場合・・・

    • 川から水を汲み取ってくる
    • 雨水を貯めよう
    • 雨乞いをしよう

    これが「垂直思考」の考え方です。
    Aという事象が発生し、結果Bという解決案を考え深掘りしていく思考法です。

    「水平思考」と「垂直思考」は、お互いを補完する相互関係になっています。
    「水平思考」で問いの解決案を定め「垂直思考」で解決案をさらに深掘りして、解像度を高めていきます。

    例えば、井戸水枯渇の解決案を「利用料を支払う代わりに、隣の村の水源の一部を引いてくる」と定めた場合・・・

    1. 隣の村の水源を調査し、水を引いても十分な水源があるか調べる
    2. 水質を調査し、問題がないか確認する
    3. 水を引いてくるだけの、費用と技術力があるか精査する
    4. 隣の村に相談し、水を引いても問題ないか確認する
    5. 水を引くなら工期がどれぐらいかかるか、試算する
    6. 全て問題ないなら、水を引いてくる

    などですね。
    一つの問いから導き出される行動を分析し、道筋を深掘りしていきます。


    3つの思考法は「相互関係」にある

    Jorge Stolfi, Public domain, via Wikimedia Commons

    この3つの思考法は対立構造ではなく、課題解決のためにお互いを補完し合う関係です。
    上記のような「三次元」で思考法を捉えると、わかりやすいかと思います。

    • 批判的思考:原点
      • まず座標軸の原点を決める
    • 水平思考:x,y軸
      • 原点を中心とし、どこに点を定めるかを決める
    • 垂直思考:z軸
      • 点を定めたら、縦軸を深掘りして解像度を上げていく

    私は思考法の関係性を考える際、上記のようなイメージを持っています。
    いわば「思考の座標軸を定める」と言い換えれるかもしれません。

    最初は意味がわからないと思いますが、慣れてくると感覚が掴めてきます。
    これから紹介する思考法の訓練を積むと、より繊細に思考の関係図が見えてくると思います。


    批判的思考(クリティカルシンキング)の鍛え方

    結論からいうと、僕は以下の方法で鍛えるのが良いと思います。

    「これはなぜ存在しているのだろう?」と考える癖をつける

    字面だけ見ると少々哲学的ですが、そんなことはありません。
    要は「これが存在している理由はなんだろう?」と問い続けることです。

    例えば、電車はみなさん使ったことがあると思います。
    ですが「電車」が、なぜ存在しているのかを考えたことがある人は、少ないのではないでしょうか?

    電車というのは、デメリットだけを切り取ると不便な乗り物です。
    例えば以下のような感じです。

    • 駅に行かないといかない
    • 設備投資に非常にお金がかかる
    • 駅と路線と電車を作りにも、非常に時間がかかる
    • 都心は満員電車が多いので非常に息苦しく乗りづらい
    • 路線が多すぎて道に迷いそうになる
    • 車と違い高額で個人が所有できない
    • 小回りも効かない

    しかし同時に、以下のようなメリットもあります。

    • 一度に大量の人数を運べる
    • 車と違い渋滞に巻き込まれる心配がない
    • 安定した交通インフラを提供できる
    • 大量の貨物を運べる
    • 個人の所有物ではない限り、課税対象にならない
    • 近場なら安価で移動できる

    上記のように、ある物体や事象が存在する際に・・・

    • なぜ存在するか
    • 本当に存在する必要があるか

    などを、まず分析することから始めます。

    一度癖がつくと、常に周りにあるあらゆるものの「是々非々」の判断を行うようになります。
    この「是々非々を判断する癖をつけること」が、批判的思考を鍛える第一歩だと思います。

    批判的思考に関しては、以下の本を読むのも参考になると思います。


    水平思考(ラテラルシンキング)の鍛え方

    これには便利なゲームがあって、こちらを繰り返し行うと良いと思います。

    「ウミガメのスープ」を繰り返し行ってみる

    「ウミガメのスープ」とは、水平思考を鍛えるために考案された推理ゲームです。

    Aという事象が発生し、Bという結果が出たのは何故か?
    というような思考の推理ゲームが多く展開されます。

    平たくいうと「水平思考を鍛えるためのクイズ」という感じです。
    水平思考を鍛えるには、クイズを多く解くと良いと思います。

    クイズを解くのが得意な人を「頭の柔らかい人」とよく言います。
    水平思考が得意な人も、頭が柔らかい傾向があると思います。

    私はどちらかというと「頭が固い方」なので、水平思考が苦手なのだと思います。
    私も目下「ウミガメのスープ」の問題を解き続け、水平思考の訓練をしております。

    水平思考に関しては、こちらのサイトでウミガメのスープの疑似問題を通じて、鍛える事ができます。
    また以下のウミガメのスープのボードゲームを用いて、友人とクイズを出し合いながら水平思考を鍛えることも面白いと思います。


    垂直思考(ロジカルシンキング)の鍛え方

    垂直思考(ロジカルシンキング)を鍛えるには、私は以下の方法を実践すると良いと思います。

    「因果」と「相関」の関係整理をすること

    これはつまり「物事の原因と結果の条件整理ができている」と置き換えることもできます。

    例えば「ランディングページからの売り上げを上げて欲しい」と依頼があったとします。
    以下のようなデータが上がって来ていると仮定します。

    • PVは増えている
    • CV(コンバージョン)まで至るボタンのクリック数は下がっている

    つまりこれは「流入は増えているけど、商品の購入ページへ至るボタンを押す人は減っている」ということになります。

    これは要約すると「CTR(ボタンのクリック率)」が下がっているということになります。
    この事象の因果と相関を整理すると、以下のようになります。

    • 原因:ボタンのクリック数が下がった
    • 結果:だから売り上げが下がった

    ということです。
    データを整理すると、物事の「因果と相関の関係整理」ができます。

    因果と相関の関係整理ができていないと、どのようになるでしょうか?
    結論からいうと、いきなり解決案を提示してきます。

    • 新しい商品を発明する
    • 商品の単価を上げる
    • 集客率を上げる
    • 広告単価を上げる

    例えばですが、上記のような課題の解決案を提示してきます。
    これらの提案には「問題の原因」は含まれていません。

    • 原因:???
    • 結果:売り上げが下がった
    • 解決案:新しい商品を発明する

    という状態なのです。
    良い問題解決を行うためには「因果と相関の関係整理」が必要不可欠なのです。

    日常的に「因果と相関の関係整理」を行えると、日常的に垂直思考の訓練が行えるようになります。

    「ロジックツリー」で相関関係を整理する

    垂直思考の訓練をする際、上記のような「ロジックツリー」で相関関係を整理するのも良いです。
    物事の事象を体系的に分かりやすく分解できます。

    今回は例として「CTRが下がっている」のが、売り上げが減っている現象と仮定しました。
    しかし実際の仕事では、様々な要因が絡み合って「売り上げ」という数字に現れてきます。

    より多くの変数を多角的に分析して、課題解決の方法を深掘りする際、ロジックツリーは非常に役立ちます。
    同時に垂直思考の訓練にもなると思うので、知っていて損はないと思います。


    まとめ

    • 課題解決には3つの思考法がある
    • 「批判的思考」「水平思考」「垂直思考」の3つ
    • 3つの思考法は相互関係にある
    • 鍛えれば、あらゆる課題解決の場において非常に役に立つ
    • 思考法を使いこなすのは、座標軸を定めるのに似ている
    • 言うなれば「思考の座標軸を定める技術」とでも呼ぶべき
    • 3つの思考法は鍛えることができる

    今回は以上になります。

    • 【思考の座標軸】「批判的思考」「水平思考」「垂直思考」の訓練方法