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    アプリ化がなぜ「超大変」と言われるのか【メリット薄くコスパ悪い】

    アプリ化がなぜ「超大変」と言われるのか【メリット薄くコスパ悪い】

    こんにちは、シンヤです!

    今回は、アプリ化がなぜ「超大変」と言われるのか【メリット薄くコスパ悪い】というテーマで、お話しいたします。


    アプリには2種類ある

    IT業界に詳しくない人だと、アプリはスマホにインストールするものだと思うと思います。
    ですが、アプリは2種類あります。

    • Web上で動作するアプリ
    • スマホにインストールするアプリ

    業界用語で言うと、2つは以下のように呼ばれます。

    • Web上で動作するアプリ
      • Webアプリ
    • スマホにインストールするアプリ
      • ネイティブアプリ

    一般的に「アプリ化」というと、Webアプリで展開されていたプロダクトを、ネイティブアプリでも展開することをいいます😀


    ネイティブアプリ運用は超大変

    IT業界ではそう言われています。
    それには主に、以下の理由があります。

    1. ストアの審査がある
    2. PDCAを回すスピードが極端に落ちる
    3. 決済手数料が高すぎる
    4. iOSとAndroidで開発言語が違う
    5. Webでもネイティブアプリと同じようなことができる

    それぞれ深掘りして解説していきたいと思います。


    1. ストアの審査がある

    ネイティブアプリというのは、iOSとAndroid共に、ストアによる審査があります。
    この審査に落ちると、アプリを公開することができません。
    (リジェクトといいます)

    審査基準は結構厳しく、明確にガイドラインで言語化されています。

    この審査というのは、アップデートの際にも厳しくチェックされます。
    一度公開した後も、アプリを公開し続けていく限り審査はされ続けます。

    審査項目には「安全性」も含まれているので、OSのバージョンアップも行い続けなければいけません。
    公開した後もメンテナンスを続けないと、いずれストアに表示されなくなります。


    2. PDCAを回すスピードが極端に落ちる

    PDCAというのは、仮説検証をし続けプロダクトを改善し続けることをいいます。

    • Plan(計画)
    • Do(実行)
    • Check(評価)
    • Act(改善)

    それぞれの頭文字を取った言葉です。
    施策を考え、実行し、評価し、次の改善策を練る。
    この一連の流れを表した言葉になります。

    ネイティブアプリの場合、ストアによる審査があります。
    審査があるということは当然、審査が完了するまでアプリを公開することができません。

    つまり審査完了までDo(実行)ができません。
    その後の工程のCheck(評価)、Act(改善)にも遅れが出てしまうということになります。

    つまりネイティブアプリの場合、PDCAを回すスピードが極端に落ちるということです。


    3. 決済手数料が高すぎる

    アプリ内課金を実装する場合、ストアに手数料を払わないといけません。
    手数料の金額ですが、いくらかご存知でしょうか?
    なんと・・・30%です!

    これはiOS・Android共に共通です。

    つまりアプリ内で何か買って貰うたびに、開発者側は30%という膨大な手数料を支払わなければいけません!

    厳密には1年目は30%で、2年目以降は15%になります。

    このことは、Appleのガイドライン、及びGoogleのガイドラインにも書かれています。

    Appleのガイドライン

    デベロッパは1年目のサブスクリプションの売上の70%を受け取り、Appleは30%を手数料として徴収します。
    2年目以降、ユーザーがサブスクリプションの登録を続けると、デベロッパはそのすべての継続年数分の売上の85%を受け取り、Appleは15%を手数料として徴収します。

    Googleのガイドライン

    サービス手数料はアプリやアイテムの価格の 30% となります。支払い総額の 70% をデベロッパーが受け取り、残りの 30% は配信パートナーへの配当金および手数料として処理されます。
    2018 年 1 月 1 日より、お支払い期間が 12 か月を経過した定期購入者については、アプリやアイテムのサービス手数料が 15% に減額されます。

    豆知識

    Webとアプリを比較した際、Webよりアプリの利用料金が高いことがよくあります。
    それらは全て、「決済手数料の高さ」から来るものです。

    以下のプロダクトをWebとアプリで比較すると、手数料に違いがあるのが分かります。

    YouTubeのスーパーチャット

    • Web:1,000円
    • アプリ:1,200円

    ペアーズのプレミアムオプション

    • Web:月々2,980円(税別)
    • アプリ:月々4,300円(税別)

    こんなに料金が違います😱
    Webとアプリ両方で展開しているサービスは、料金を比較してみると良いと思います😅


    4. iOSとAndroidで開発言語が違う

    • iOSの開発言語
      • Swift
    • Androidの開発言語
      • Kotlin

    アプリは上記の言語で開発されることがほとんどです。
    アプリの開発言語が違うということは、別々にエンジニアを雇わないといけません。
    つまりそれだけ、開発コストがかかります😱

    ただ開発言語の違いを解決するために、GoogleがFlutterという言語を開発しました。
    Flutterを使えば、iOSとAndroidのアプリを同じ言語で開発することができます。

    ですが新しい言語であるため、まだ市場に浸透していないというデメリットもあります。
    昔から開発されているアプリは、引き続きiOSとAndroid別言語で開発されています。

    iOSとAndroidで開発言語が違うから、日本では普及率が高いiOSのアプリはあるけど、Androidのアプリはないということが起こるのです😱


    5. Webでもネイティブアプリと同じようなことができる

    現在の最新技術を使えば、Webアプリでもネイティブアプリと同じような挙動を実現したプロダクトが作れます。
    専門的にいうと、SinglePageApplication(SPA)といいます。

    SPAとは、JavaScriptを使って単一のページでコンテンツの切り替えを行う、Webアプリケーションを作る為の技術です。
    このブログもSPA(Gatsby)で作られています😊

    非同期通信を使って、ブラウザによるページ遷移を行わずに、コンテンツを切り替える事ができます。
    裏側のHTMLは最初に読み込まれるJavascriptしか存在せず、JavaScriptがページの切り替えを行なっています😀

    SPAの場合、読み込みは最初にページを表示する時だけ行われます。
    ページの切り替えを行う際には、読み込みは発生しません😊

    • ネイティブアプリと同じような挙動
    • ストアによる審査なし
    • 高い決済手数料もなし
    • 開発言語も同じ

    というのが、SPAの最大のメリットです😊

    ですが、SPAではできないこともいくつかあります。
    例を挙げると、以下のような機能はSPAでは実現できません。

    • 音声・動画のバックグラウンド再生
    • 動画の再生画面のカスタマイズ
    • スマホのカメラを使ったアプリ
    • スマホのマイクを使ったアプリ
    • 位置情報を使ったアプリ
    • 万歩計のような、行動や動作と連動するアプリ
    • IoTのような、機械と連携するアプリ
    • Push通知

    要約すると、スマホに内蔵されている機械を使ったアプリは作れないということです。

    SPAはブラウザを使って動くWebアプリなので、当然と言えます。
    ブラウザも一つの「ネイティブアプリ」なので、ブラウザができること以外の動作は、命令できないということです😓


    運用コストが高すぎる

    ネイティブアプリの最大のデメリットを一言でまとめると、これです。

    今の時代Webで大抵のことができるので、高い決済手数料と開発コストをかけて、ネイティブアプリを作るのは、非常に運用コストがかかるのです。

    ネイティブアプリを作るとしたら、SPAでできないアプリを作りたいときぐらいですね。
    つまり以下の機能を使いたい場合、ネイティブアプリを作るしかなくなります。
    ですが本当に、以下の機能を使う必要があるのでしょうか?

    • 音声・動画のバックグラウンド再生
      • 音声や動画を配信するプロダクト自体、非常に開発コストがかかる
    • 動画の再生画面のカスタマイズ
      • 同じく、動画配信のプロダクトは非常に開発コストがかかる
    • スマホのカメラを使ったアプリ
      • 画像から何かを読み込ませるプロダクトでもない限り、使わない
    • スマホのマイクを使ったアプリ
      • 使うとしたら、音声コンテンツかSiriぐらい
    • 位置情報を使ったアプリ
      • ゲームか地図アプリぐらい
    • 万歩計のような、行動や動作と連動するアプリ
      • フィットネスアプリぐらい
    • IoTのような、機械と連動するアプリ
      • IoT自体が、アプリ + 機械を使うので、非常に開発コストがかかる
    • Push通知
      • ユーザーに切られるし、LINEで同じことができる

    上記を私なりに分析すると・・・

    • 初期投資に非常にコストがかかる
    • 新規で作らなくても、代わりのアプリがある
    • Push通知自体が消される

    という感じで、今から新規のプロダクトでネイティブアプリを作る必要は、ないように思います。
    残るのは「高い開発コスト」「高い運用コスト」だけです。

    仮に僕が新規でプロダクトを作る場合、ネイティブアプリは絶対に作りません😱
    ではでは、またね〜🤗

    • アプリ化がなぜ「超大変」と言われるのか【メリット薄くコスパ悪い】

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