SEOを意識したタイトル設計のコツ【市場調査・サジェスト・CTR】

こんにちは、シンヤです!
今回はSEOを意識したタイトル設計のコツ【市場調査・サジェスト・CTR】を解説いたします。
直近3ヶ月のSEOの結果
以下の画像になります。
- 合計クリック数:1.45万
- 合計表示回数:17.1万
- 平均CTR:8.5%
- 平均掲載順位:14.7
直近3ヶ月でSEOの順位はかなり落ちました。
ここ1ヶ月はほぼ横ばいです。
SEOは水物なので、時期によって上がったり下がったりします。
順位を上げるためには「タイトル設計のコツ」を学ばないといけません。
SEOを意識したタイトル設計のコツ
結論からいうと以下の4つになります。
- 市場調査
- サジェスト調査
- 仮説の立案
- CTRを意識した文章術
それぞれ詳しく解説いたします。
1. 市場調査
まず狙いたいキーワードが、どれほど検索されているのかを把握します。
そのためにラッコキーワードというWebサービスを使います。
Step1 |
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まず狙いたいキーワードを検索します |
Step2 |
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下までスクロールします |
Step3 |
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検索トレンドが表示されます |
この「検索トレンド」を見て、狙いたいキーワードがどれだけ検索されているか分析します。
例に出した「SEO」というキーワードは、
- 1年間は一時的にスコア75以上と高スコアを出している
- しかし5年間で見た場合、2017年頃には高かったが、それ以降は下がり続け現在は横ばい
という分析ができます。
2. サジェスト調査
サジェストとは、平たく言うと「よく検索されている文字」のことです。
文字を入力すると検索窓の下に出てくる、予測文字がサジェストです。
サジェスト |
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ラッコキーワードではサジェストの調査もできます。
ラッコキーワードでのサジェスト |
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デフォルトでGoogleでのサジェストが表示される |
このサジェストと市場調査を行った結果をもとに、SEOに効くキーワードの「仮説」を立てていきます。
3. 仮説の立案
市場調査とサジェスト調査の結果から、仮説を導き出します。
僕は以下のような仮説を立てました。
- 直近1年間は、主に専業ブロガーが「SEO」というワードで下調べをしている
- 2017年頃と比較してスコアは大幅に落ちたが、1年間のスコアは高く横ばい。
YouTubeの台頭もありブロガーは減ったが、継続的に文章としてのメディアは存続しているので、現在も活動しているブロガーがSEO効果の下調べをしていると予測できる。 - ブロガーが「SEOの調査ツール」を調べている
- サジェストの「SEOチェキ」とは、URLを入力すると検索順位を表示してくれるSEOツールだ。
おそらくSEO対策を施したいブロガーが、掲載記事のSEOでの順位をチェックしたくて検索していると思われる。 - 2017年からの数値の変化は、ブロガーがYouTubeへ参入しているから
- 有名ブロガーが専業YouTuberになったのを皮切りに、2017年頃からビジネス系の情報を発信しているブロガーがYouTubeへ参入する、いわゆる「ビジネス系YouTuber」の台頭が起こり始めた。
これにより、2017年からブログを本筋の収益源とする動きが減り、結果SEOのワードの検索スコアも落ちたと思われる。
上記の仮説を総合的に分析すると、以下のようになります。
- 「SEO」というキーワードは、直近1年間は高く検索されている
- しかし、3年前と比較すると順位は落ちている
- 原因は、ブロガーがYouTuberになったからだと思われる
- 文章のメディアがまだ存続している限り、「SEO」というキーワードはまだ生き残り続ける
ペルソナを作る
上記の仮説と分析結果があれば、簡易的なペルソナを作成することは可能です。
- 年齢
- 30〜40代
- 職業
- 専業ブロガー・職業ライター
- 年収
- 300〜2,000万
- 悩み
- 昔と比べてSEOでの効果が落ちている。
企業のメディアが強く個人ブログはSEOで首位を取るのが難しくなってきている。
どうにか首位を取り戻せる方法を知りたい。
つまり「SEO」というワードで検索する人は「SEOでの順位が落ちているので、挽回策を考えたいブロガー」という仮説が出ました。
仮説は次の行動へつなげるための指針にすればいいので、正解不正解の立証をする必要はありません。
しかし、上記仮説はあながち間違いではないと思っております。
4. CTRを意識した文章術
CTRとは「Click Through Rate」の略で、「クリック率」のことです。
SEOで上位表示を取れても、クリックされなくては意味がありません。
検索結果の場合、読まれる文字はほぼ全て「タイトル」です。
このタイトルでクリックを促す言葉を入れられるかで、CTRが大きく変動します。
伝説的なコピーライターである「ジョン・ケープルズ」氏が書いた以下の本があります。
この本によると、人が興味を抱く言葉には以下4つの特徴があります。
- 特になる
- 新情報
- 好奇心を掻き立てられる
- 手っ取り早く簡単
1~4の順に、効果が高いと言われています。
例えば以下のような見出しを考えます。
- 特になる
- 【お得】店頭販売より「5万円」スマホを安く買う裏技
- 新情報
- 【新しい】2021年の最新テクノロジーを使って業務を圧倒的に効率化させる方法
- 好奇心を掻き立てられる
- 【発表】未経験から独学でWebデザイナーになった方法
- 手っ取り早く簡単
- 【簡単】たった5分でカレーができちゃう魔法のレシピ
などですね。
興味をそそる言葉を冒頭に配置すると、より効果が現れます。
SEOに正解はなく水物
よく「検索エンジンのアップデートでサイトの順位が急激に落ちた」と聞くことがあります。
あれは本当に起こります。
実際私のブログも、順位が大幅に落ちてしまった記事もあります。
SEOに正解はなく、また水物です。
効果が出るかどうかわからない、かついつ順位が落ちてもおかしくない。
SEO対策というのは、本当に難しいものです。
まとめ
- SEOには効果的なタイトルをつけることが重要
- ポイントは「市場調査」「サジェスト調査」「仮説立案」「CTR」の4つ
- SEOに正解はなく、効果も不安定な水物
今回は以上になります。
- SEOを意識したタイトル設計のコツ【市場調査・サジェスト・CTR】