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    【就職】未経験からデザイナーになるならWebよりDTPが良い理由

    2021/02/04
    【就職】未経験からデザイナーになるならWebよりDTPが良い理由

    こんにちは、シンヤです!
    今回は【就職】未経験からデザイナーになるならWebよりDTPが良い理由を解説いたします。


    「DTPデザイン」とは?

    Webデザインに比べて「DTPデザイン」は、聞き慣れない言葉かもしれません。

    DTPとは「Desktop Publishing」の略称です。
    直訳すると「卓上出版」という意味です。

    DTPとは一般的には「実際に出力される制作物全て」を指すことが多いです。
    Wikipediaによると、以下のように書かれています。

    DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)とは、日本語で卓上出版を意味し、書籍、新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパーソナルコンピュータ上で行い、プリンターで出力を行うこと。

    つまりDTPデザイナーとは「プリンターで印刷される制作物全て」を作るデザイナーのことを差します。
    例をあげると以下のようなものを作ります。

    • チラシ
    • ポスター
    • パンフレット
    • Tシャツ
    • 名刺
    • 看板広告
    • 資料

    DTPデザインの仕事は減少傾向にある

    個人的な感覚ですが、上記を思っています。
    昨今のIT化に伴い、広告もインターネットだけで完結させるケースは多いです。

    つまり、紙の広告の需要が少なくなってきたということです。
    これはDTPデザインにとっては痛手です。

    DTPデザインからWebへ移行する人も増えました。
    それ自体は悪いことだとは思いません。

    ですが私は、デザイナーとしてのキャリアは「DTPから入るべき」と思っています。
    それには明確な理由があります。

    実際私も、デザイナーとしてのキャリアは「DTPデザイン」からスタートさせました。


    DTPデザイナーからキャリアをスタートさせるべき理由

    主に以下の5つです。

    1. Webより未経験でも入社しやすい
    2. ガイドラインに縛られないデザイン経験が詰める
    3. 応用力が身に付く画面設計の経験が詰める
    4. 制約がある状態でのデザイン経験が詰める
    5. 実際に出力される製品が作れる

    1. Webより未経験でも入社しやすい

    あくまで個人的な感想ですが、上記を思っています。
    理由はおそらく以下なのではないかと思っています。

    1. デザインソフトの習得ができれば、業務はすぐできる
    2. コーディングなどの、複雑な技術の習得が必要ない
    3. Webと比べてなり手が少なく人手不足

    デザインソフトの習得難易度は、それほど高くありません。
    「Illustrator」「Photoshop」が習得できれば、業務をすぐに開始できます。

    HTMLとCSSのような、機械的な技術を習得する必要もありません。
    重要なのは「画面設計の能力」なので、技術やソフトの習得はそれほど求められないのです。

    前述したように、昨今のIT化に伴いWebに移行するデザイナーは多いと感じます。
    必然的にDTPデザイナーの職に空きが発生するということになります。

    空きが生まれれば、そこに収まれるチャンスが生まれます。
    結果として、DTPデザイナーの方が転職しやすいと僕は感じています。


    2. ガイドラインに縛られないデザイン経験が詰める

    ネイティブアプリのUI制作を行うためには、事前にAppleが作ったガイドライン、及びGoogleが作ったデザインガイドラインを理解しないといけません。

    iOS Android

    またWebもGoogleが作ったデザインガイドラインに準拠し出しています。
    必然的にデジタルの制作物は、ガイドラインの制約に縛られて作らざるを得ません。

    DTPであれば、明確なガイドラインは存在しません。
    「デザインの技術・ロジック」は存在しますが「こうしなければいけない」というルールがないのです。

    つまり「自由な発想」「ルールがない中で最適なデザインを作る思考力」が、DTPデザインでは養われます。
    この経験は、後々どんな制作物を作る上でも非常に役に立ちます。


    3. 応用力が身に付く画面設計の経験が詰める

    DTPにはガイドラインも存在せず、画面設計で技術的にできないことはありません。
    つまり「どんな形でも設計できてしまう」ということです。

    Webやアプリでは絶対にできないようなデザインも、DTPでは作れます。
    例をあげると以下のようなデザインです。

    例1 例2
    数字だけ目立たせる 文字の上に別の文字を加える
    例3 例4
    数字だけ枠線を入れる 数字と文字を別々に回転させる

    上記のようなデザインは、技術的な制約やデザインガイドラインによる制約などにより、デジタルでは実現しづらいと思います。

    これらのような「デジタルでは作れないけど、DTPなら作れる」という経験を積むと、応用力が高い「画面設計力」が身につきます。
    これも「自由な発想」「ルールがない中で最適なデザインを作る思考力」が養われるからですね。


    4. 制約がある状態でのデザイン経験が詰める

    DTPにもWebと比べて制約があります。
    例をあげると、以下になります。

    • 使える色が限られる
    • 紙面の枠内で作品を作らないといけない

    それぞれ詳しく解説します。

    使える色が限られる

    DTPのような「実際に印刷されるもの」の場合、インクを再現したカラーモードで制作を行います。
    これを「CMYK」といいます。

    ちなみにCMYKは「Cyan(シアン:水色)」「Magenta(マゼンタ:ピンク)」「Yellow(イエロー:黄色)」「Key plate(キープレート:黒」の頭文字を取ったものです。

    印刷用のインクは、上記4色を混ぜ合わせて様々な色を作ります。

    RGB CMYK
    色を加えるほど白に近づくので、別名「加法混色」と言われる。 色を加えるほど黒に近づくので、別名「減法混色」と言われる。
    主にWebやアプリなど、デジタルに関する制作物に使われる。 主にチラシやポスターなど、実際に印刷する制作物に使われる。

    ただし、モニター自体は「RGB」で表示されますので、実際に印刷される色との違いは出てきます。
    CMYKで作品を作る場合は、必ず納品前に実際に印刷して色味を確認します。

    上記のような作業を「色合わせ」といいます。
    この工程で想像していた色で印刷されていなかったら、色味を微調整して納得がいく色合いが出るまで試します。

    この「色合わせの経験」が詰めるのも、Webと比べてDTPデザインだけが持っている特権の一つですね。

    誌面の枠内で作品を作らないといけない

    • A4:210mm × 297mm
    • B5:182mm × 257mm
    • A型看板:1,000~1,200mm

    などなど、DTPでは実際に印刷される商品によって、規格が決まっています。
    Webやアプリのように、無制限に部品を組み合わせてデザインを作れるわけではありません。

    「実際に印刷される規格に合わせた作品を作れる」のも、DTPデザインの醍醐味となっています。
    限られた色と誌面の中で、最適な画面設計をなし得ていくのが「DTPデザイナーの仕事」なのです。


    5. 実際に出力される製品が作れる

    これもDTPデザインの醍醐味の一つですね。

    Webやアプリは「デジタル」なので、モニターから飛び出して来ることはありません。
    DTPは「印刷物」なので、モニターで描いたものを実際に手に取る形で表すことができます。

    実際に自分の作品を手に取ってみると、Webやアプリとはまた違う「達成感」を得られます。


    DTPを経験したデザイナーは「応用力が高い」

    個人的な感想ですが、上記を感じています。
    周りのデザイナーの話を聞いても、おおよそ同じ意見をいうように感じています。

    今ではDTPからキャリアをスタートさせるデザイナーも少なくなりました。
    逆にいうと、アナログのモノづくりをしたデザイナーは貴重だと感じています。

    デジタルのプロダクト領域活躍しているデザイナーを見てみると、DTPの経験値を積んでいる人が多いと感じています。

    「DTPはプロダクトデザインの登竜門」だと言われています。
    実際に手に取るものを作る経験が、プロダクトデザインに活きてくるのでしょう。

    DTPからWebへ移行したデザイナーは、非常に応用力が高い理由は、主に以下になると考えています。

    • DTPとWeb、異なる領域での「制約」を熟知している
    • 資料作りからアプリまで、幅広い「制作力」を持っている
    • いざとなれば、自分がディレクションして外部のDTPデザイナーと連携できる

    作れる制作物も幅広いです。

    • チラシ
    • ポスター
    • パンフレット
    • Tシャツ
    • 名刺
    • 看板広告
    • 資料
    • ホームページ
    • LP
    • Webアプリ
    • ネイティブアプリ

    などなど、おそらく「静的な制作物」であれば、どの媒体問わず作れてしまうでしょう。
    この「応用力」があれば、非常に素早くかつ小回りが効くデザイナーとして、業界で活躍できます。


    まとめ

    • 未経験からデザイナーになるなら、WebよりDTPから入る方がいい
    • 理由は将来「応用力が高いデザイナー」になれる可能性があるから
    • DTPの経験を積んだデザイナーは、今では貴重
    • DTPは「プロダクトデザインの登竜門」だと言われている
    • DTPは「画面設計」という観点制約がない
    • 「画面設計力」は、Webやアプリでも非常に重要な能力
    • 上記理由によりDTPの経験は、今後Webやアプリ開発の道へ進んだとしても役に立つ

    今回は以上になります。

    • 【就職】未経験からデザイナーになるならWebよりDTPが良い理由