【分析】誰よりも言語化が嫌いで下手だった私がブログを続けられた理由

こんにちは、シンヤです!
今回は【分析】誰よりも言語化が嫌いで下手だった私がブログを続けられた理由を解説いたします。
文章を書くのが嫌だったからブログを始めた
まず、私がブログを開設した理由はこちらになると思います。
いきなり「文章を書くのが嫌だったから」というのがブログを作った理由なんて、意味がわからないですよね💦
ブログを始め前の私は、本当に言語化が苦手でした。
文章を書いても「何言ってるか分からない」と常に言われていました。
あまりにも文章が下手すぎて「対面で話した方が早い」と何度も言われてたくらいです。
効率優先のIT業界では、この欠点は結構致命的でした💦
それでもブログを続けられた理由
結論からいうと「言語化能力が欲しかったから」です。
なぜならば、以下のような「明確に言語化能力が欲しい理由」が確立されていたからです。
- 「要件定義」が出来るようになりたかった
- 「マーケティング」には必須の能力だから
- 「リモートワーク」で文章術を身につける価値が高まった
最初は嫌でしょうがなかったブログも、目標を思い出しながらなんとか根性で続けてきました。
これから詳しく解説いたします。
1. 「要件定義」が出来るようになりたかった
今の私の仕事は、IT業界のPdM(プロダクトマネージャー)です。
商流でいうと、割と「上流工程」に分類されます。
この工程になると、必ず「要件定義」というものをします。
要件定義とは・・・
- 解決したい問題を決め
- なぜ解決したいかを「言語化」して
- 具体的な問題解決案を「言語化」して
- デザイナーやエンジニアに指示を出す
ざっくり工程で分けると、上記のような仕事をしています。
工程2と3で、言語化の仕事が入っています。
要件定義とは要約すると・・・
みんなが何に悩んでいるのかを言語化して、どうしたら解決できるかを考える人
ということになります。
要件定義や上流工程を担当する上で、言語化は「必須の能力」なのです。
言語化能力もなく役割だけが大きくなる危険性
このまま何も行動しないと、上記のような状態になると感じました。
課題の解決案は考えられるけど「人に文章としてうまく伝えることができない」ということです。
逆に言うと、今の私は人を見極める際、必ず「わかりやすい文章が書けるかどうか」を見ています。
「このままではまずい!」
漠然とそんな不安を抱えていた私は、まず「note」で自分の知見を発信し出しました。
そのうち、noteでは諸々課題が出てきました。
具体的には以下の通りです。
- 細かい分析ができない
- 一から自分でブログを作った方が、技術力が上がる
- デザインを自分の思い通りに変更できない
上記のような課題感をnoteに感じましたので、私は自分でブログを作りました。
今は、基本はブログで記事を書き「有料記事の場合はnote」と使い分けています。
2. 「マーケティング」には必須の能力だから
私はある程度の施策は自分自身で考えて実行します。
つまり、マーケティングの仕事もある程度巻き取ります。
マーケティングとは、言うなれば「人に商品を買ってもらえるよう導く仕事」とも言えます。
人を導くには、必ず「言葉の力」を使います。
つまりマーケティングの仕事をするには「言葉の力を使う」のは必須の能力なのです。
人は「言葉」を信じ「言葉」に操られてしまう生き物なのです。
施策を作るためには、必ず「言葉の定義」から始まる
なぜならば、言葉を決めない「具体的にどんな施策を行えばいいかわからないから」です。
言葉を決めずに「曖昧な状態のまま」突っ走ってしまった施策は、100%失敗します。
「海図も見ずに船で航海をするようなもの」だと思います。
そのような船があったら、ほぼ100%遭難します。
またはものすごく低確率で、よく知らない無人島に漂着すると思います。
話がわかりにくかったらすみません。
要するに伝えたいことは「言葉の力を使わずにマーケティングはできない」ということです。
私は前述のように、マーケティングの仕事も巻き取りますし、自分自身も好きです。
必然と「言葉を自在に操る力を手に入れて、マーケティングの能力を底上げしたい」と思いました。
3. 「リモートワーク」で文章術を身につける価値が高まった
コロナの影響で、IT業界にも急速にリモートワークが普及しました。
つまり「人と会う機会が極端に少なくなった」ということです。
人と会う機会が少ないと、コミュニケーションは必然的に「文章」に偏ります。
コロナ前と比較して、格段に「文章を書く機会」は増えました。
にもかかわらず、昔の私自身を含め「文章を書くことに慣れていない人」があまりにも多いです。
意図が伝わりづらい文章を、本人は自覚なしに相手に送っています。
わかりやすい文章を書くコツ
人に文章で意図を伝える際は、以下を意識すると良いと思います。
- 結論
- 理由
- 具体例
この順番に文章を組み立てて説明するといいです。
以下の文章です。
【相談】← 結論:何をしたいか?
→ バナーのテキスト文について相談したいです
【内容】← 理由:なぜしたいか?
来週、新しいバナーを作ります。
それに伴い、以下の訴求が考えられると思っています。
1. 他社より価格が安い
2. 業界最大規模
3. ユーザー満足度No.1⭐️
自分は⭐️マークの「3. ユーザー満足度No.1」がいいと思っています。
【理由】← 具体例:なぜそう言えるか?
・ ユーザーの声を入れられる
・ 満足度No.1で訴求しているバナーは少ない
・ CPCが安い
・ かつCTRも高そう
上記のような文章をの書き方を「PREP法」といいます。
短い文章で伝えたいことを伝えることができます。
仕事は須く「文章」で成り立っている
あらゆる仕事は「文章」の上で成り立っています。
例えば、以下のようなものです。
- 契約書
- 企画書
- 稟議書
- 議事録
- 報告書
などなどです。
捉え方を変えると、文章を制すれば大抵の仕事は柔軟にこなせるということです。
語弊を恐れずに言うと、文章を書けない人は仕事ができません。
なぜなら、自ら仕事を生み出すことができないからです。
文章を書いた経験がない人は、全て「誰かが定義した要件の基に仕事をしている」ということになります。
それ自体を否定する気はありません。
ですが、真に仕事ができる人は「文章術」を駆使し、自ら問いを定義して、要件を言語化して人を動かし続けています。
私は文章を書き始めると決めた際、自分自身が「誰かの定義した要件に動かされていた操り人形」と自覚しました。
当時の現状を脱したかった為、自らも要件を定義し、文章を書く仕事にまわることにしました。
文章が書けると、自分の商品を設計できる
商品というのも、須く「文章」で成り立っています。
- Webサイト
- 「ヒアリングシート」「企画書」「要件定義書」「実装要件」等々
- 小説
- 文章そのものが商品
- 会社
- 「事業計画書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」等々
- 教材
- 「ペルソナ」「カリキュラム」「動画の台本」等々
世の全ての商品を表すのは不可能なので、思いつく範囲で書いてみました。
何かを作る前には、必ず「文章」として、あらゆる構想・証跡を残しておくのです。
私はブログとは別に、ダイエットの体験談をnoteなどで販売しております。
恐らく「商品」としては機能していると思います。
資本主義の世の中では、全てが商品
日本は「民主主義」であると同時に「資本主義」です。
では、そもそも「資本」とはなんでしょうか?
カール・マルクスの著書「資本論」によると、定義は「自己増殖する価値の運動体」とあります。
以下の3つの定義があるとされております。
- 人(人的資本)
- 個々人の「教育」「健康」「知識」「経験」等々
- 物(物的資本)
- 「建物」「設備」「道具」「資源」等々
- 金(金融資本)
- 「金銭」「証券」「貴金属」等々
そして資本主義とは、この世のものは全て「商品」であるとされています。
商品の定義の定義は、難しく言うと「価値同時と交換可能な物的財産のこと」です。
つまり、全てが商品とされる「資本主義」とは、厳密に言えば「資本同士の物々交換で成り立つ世界」と、私は解釈しています。
一般的には、商品の価値交換は「金銭」で為されます。
しかし「物々交換」や「株式交換」などもあるように、金銭だけが商品の交換を成立させるわけではありません。
資本主義と商品に関して説明すると、ブログ記事一つ書けるぐらい長くなりそうなので、一旦ここで終わりにします。
文章を書くという行為は、商品を設計するための入り口
資本主義の世界では「商品を設計する能力は非常に重要」だと、私は考えております。
商品を設計する為には、まず「文章でどんな商品を作りたいか」をまとめて、言語化する必要があります。
自分で言語化できないものは、人に理解もされないし、自分自身もまだ理解できてないのだと思います。
「文章を書く」という行為は「商品を設計するための入り口」ということです。
「商品を作る」という道も歩めず、望むゴールもたどり着けないと思います。
文章が書けると、どの仕事にも応用できる
資本主義は「全てが商品で成り立つ」と説明しました。
商品を作るには、まず「文章を書くこと」が必要と説明しました。
つまり見方を変えると、資本主義であるこの世では、文章が書けるとどの仕事にも応用可能だということです。
実際私も、ブログ執筆で培った文章術は、実務でもかなり活かされております。
前述のように「要件定義」も、私の重要な仕事です。
要件定義は「文章を残す」というのも重要な仕事なので、文章術はよく使います。
未来の自分を見据えていたから、辛かった言語化にも慣れた
要約すると、私は苦手だったブログ執筆を続けられたのは上記だと思います。
私の場合は、明確に以下のような目標がありました。
- 「言語化」の能力が欲しかった
- 「上流工程の仕事」も巻き取れる人材になりたかった
- 「自分の商品」を作れるようになりたかった
辛い作業を乗り越えるためには「作業を乗り越えた末の未来の自分」をイメージすると良いです。
つまり「目的意識を明確に持つ」ということですね。
私個人が「絶対に諦めない性格」というのもあるかもしれません。
他者評価ですが、私は諦めが悪いので、望み通りのものを手に入れるまで、挑戦を諦めない傾向があります。
まとめ
- 私は文章書くのがすごい下手だった
- だからこそブログを始めようと思った
- 苦手だったものを克服したかったから
- 克服したかったのは、言語化が出来ないと仕事で行き詰まると思ったから
- 文章を書いた経験がない人は、誰かが決めた要件にしたがっているだけ
- 私の場合、自分で要件を決める側になりたかった
- 資本主義の世界では、全てが「商品」である
- そして商品とは、須く全て「文章から」成り立っている
- 資本主義のこの世界では、文章が書けるとあらゆる仕事に応用できる
- 辛い「言語化」の作業にも慣れたのは、明確に成りたい未来の自分を見据えていたから
今回は以上になります。
- 【分析】誰よりも言語化が嫌いで下手だった私がブログを続けられた理由